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相続人による時効援用

2020/11/11
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本日はアイ・アール債権回収、日本保証、三菱UFJニコスへの時効援用と3件新規のご依頼をいただきました。

そのうちの1件で、相続人による時効援用のご依頼をいただきましたのでご紹介します。

 

借金など、マイナスの財産も遺産相続されますのでご注意ください。

 

◎借金の時効援用日記 令和2年11月10日【泉南行政書士事務所】

 

2年前に亡くなられた方(A様)のご兄弟がお住まいの住所にアイ・アール債権回収から、すでに亡くなっているA様宛にアコムの借金についての債権譲渡通知書と債権譲受通知書が届いたというご相談でした。

 

アイ・アール債権回収の債権譲受通知書に記載されている『最終貸付契約時における次回の返済期日』が約18年前のものでした。

 

A様が亡くなられた時には配偶者はおらず、お子様が一人おられるとのことですので、相続の第一順位はお子様、第二順位は親御様、第三順位はご兄弟ということになります。

この場合の解決方法は、

①(お子様が)時効援用をする

②(相続人全員で)相続放棄をする

③(お子様が)支払う

となります。

解決方法を検討する順番としては、まずは①時効援用を検討して→時効援用ができない場合は②相続放棄→時効援用も相続放棄もできない(したくない)場合は③払う、という順番で解決させるのが大きな失敗が無いので良いと思います。

 

①時効援用

アコムなど、消費者金融の借金であれば、

■5年以上払っていない

■5年以上払っていない

■10年以上裁判を起こされていなかった(判決の出る前であればまだ間に合います)

以上の条件が揃っていれば、後は先順位相続人が【時効援用】をすることで借金は消滅しますので、親戚に迷惑をかけることもなく解決できます。

 

②相続放棄

『自己のために相続の開始があったときから3か月以内』に放棄をしなければならないと条文に書かれているので、一般の方は被相続人(A様)の死亡を知ったときから3か月と素直に受け止めてしまいがちですが、特段の事情がある場合には、例外的に借金の全部または一部を認識したとき(通常認識できるはずのとき)から3か月以内であれば相続放棄ができます(最高裁第2小法廷判決:昭和59年4月27日)ので、時効の援用ができない場合は相続の専門家にご相談されるのが良いと思います。

 

A様とお子様は、お子様がまだ幼い時期に離婚別居しており、A様が亡くなられた時にアコムの借金があることは周囲の方も知らないことだったので、特段の事情に当たると考えられます。

生命保険金を受け取っていたとしても、そもそも生命保険金は相続財産に当たりませんので原則として問題ありません。

 

③弁済

時効援用も相続放棄もできない、相続放棄をするなら払った方が得な場合などは弁済で解決をさせることになります。

相続人が2人以上いる場合は、それぞれの法定相続分を払うのが一般的です。

 

▼まとめ

突然知らない借金の請求が来たら、おどろいたり不安になるのは当然のことかと思います。

まずは時効援用ができるのか検討して、時効援用ができない場合は相続放棄、という順番で検討するのがポイントとなります。

 

借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、相談無料、時効援用1案件24,000円(税抜)で解決します。