時効援用と信用情報(ブラックリスト)
本日は、アコム(2件)、アビリオ債権回収、日本保証、三菱UFJニコスの時効援用のお問合せをいただきました。
皆様、時効援用後の信用情報(いわゆるブラックリスト)を気にされていたので、簡単な一例ではございますがご紹介いたします。
◎借金の時効援用日記 令和2年11月18日【泉南行政書士事務所】
▼時効援用とは
アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)、武富士、三菱UFJニコスなど、消費者金融や信販会社の借金であれば、
①5年以上払っていない
②5年以上話をしていない
③10年以上裁判を起こされていなかった(判決が出る前はまだ間に合います)
以上の条件が揃っていれば【時効援用】をすることで借金は時効消滅します。
何十年と放置をしていても、何もしなければいつまでも借金は残るということです。
▼信用情報機関は3つあります
信用情報機関はJICC・CIC・JBAと3つあります。
JICCは消費者金融系、CICは信販系、JBA(全銀協・KSC)は銀行系と3つに分かれているのですが、例えばアコムや三菱UFJニコスなど大手の消費者金融や信販会社はJICCとCICに2重に登録してますので、一般の方に向けた大雑把なイメージとしては、JICCとCICは銀行系以外、JBAは銀行系というイメージの方が分かりやすいケースの方が多いかもしれません。
■アコム、三菱UFJニコス
JICCとCICに登録
■日本保証
JICCのみに登録
▼債権回収会社は信用情報機関に登録していません
信用情報機関は、法律(貸金業法や割賦販売法)で設立された情報機関であり、債権回収会社はお金を貸す業者ではないので信用情報機関には登録していません。
■アビリオ債権回収
信用情報機関には登録していない
▼時効援用後の信用情報は?
■JICC
時効援用で消えて無くなります。
■CIC
時効援用でJICCと同様に消えて無くなるケースと、延滞をしたけれども完了したグレーな情報になって5年後に消えるケースがあります。
本日の事例でいきますと、アコムは2件とも消えて無くなり、三菱UFJニコスはグレーな情報が5年残るケースでした(違いは下のボタンから5年間情報を残すことの違法性が争われた裁判事例をご覧ください)。
■債権回収会社に債権譲渡された場合(回収委託の場合は異なります)
時効援用をすることで消えて無くなるというものではありません。
債権譲渡(債権者が交代した)日から5年間、延滞をして債権者が交代した情報(いわゆるブラックリスト)が残ります。
▼まとめ
簡単にではございましたが一例をご紹介いたしました。
借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、お客様一人ひとりの状況に合わせて借金の時効援用に専門特化した行政書士が具体的にご説明いたしますので、時効援用で借金を消したいけれど、時効援用後の信用情報が気になる方は一度お問い合わせくださいませ。
相談は無料、時効援用1案件24,000円(税抜)で解決します。