信用情報(jiccとcic)を時効援用後に開示したら、アコムの情報が抹消されてました
アコム、アビリオ債権回収(原債権:モビット)、みずなら法律事務所(原債権:アプラス)の3件の時効援用をご依頼いただいて解決をさせたお客様の信用情報(jiccとcic)を開示したところ「時効援用を依頼した分は全て消えてました」とのご報告いただきました。
◎借金の時効援用日記 令和3年3月29日【泉南行政書士事務所】
この案件は、昔、義父様と義兄様が会社の共同経営をしていたのですが、資金操りに困り、義理の弟様にもお願いをしてあちこちで借金をしてもらったとのことでした。
その後、残念ながら返済できなくなり、義父様と義兄様は自己破産により免責されましたが、義弟様の借金が15年ぐらい放置されたままになっていたとの義兄様からご相談でした。
①義弟宛に支払督促が来た!(原債権:アプラス→債権譲渡:エムズホールディング→債権回収委託:みずなら法律事務所)
長年放置されてきた借金問題もいつかは解決をさせないといけないときが来ます。
そんなことは義兄様も分かっていた話で、頭の隅でずっと気になっていたことではあるのですが、払って解決のできる金額ではなく、住宅ローンを組めるようになりたいと言っている義弟様に自己破産をしてもらうわけにもいかず、いつ裁判を起こされて義弟様の給料の差押えをされるのか...といった状況の最中、義弟様宛に簡易裁判所から支払督促が届いたとのことでした。
▼消費者金融や信販会社の借金には時効があります
インターネットで当事務所のサイトを見て、借金には時効があって、時効援用をすることで借金を時効消滅させることができる事を知ったとのことでご相談をいただきました。
消費者金融や信販会社の借金であれば、
①5年以上払っていない
②5年以上債権者と話し合いをしていない
③10年以上裁判を起こされていなかった
以上の条件が揃っていれば時効期間は満了していますので、あとは債権者(みずなら法律事務所)に対して時効援用をすることで借金は時効消滅しますので、今回申立てられた支払督促も取下げとなり、今後請求をされることも、義弟様の給料の差し押さえなどのリスクも無くなります。
■時効援用権者について
時効援用は『当事者』がすると法律で決められています。
この『当事者』には借金の名義人の他に連帯保証人なども含まれますが、親兄弟、夫婦などは含まれません。
ただ、義弟様にはこれ以上迷惑をかけたくない、自分でなんとかしたいとのことでしたので、義兄様を連絡窓口として時効援用手続を進めることをご提案いたしました。
その際、当事者である義弟様に、以下の3つだけしていただく必要があります。
①本人確認、意思確認(電話で5分ほど)
②連絡窓口を義兄様で時効援用手続をするので、行政書士が職務上知り得た事実については義兄様に全てお伝えしてもよいという承諾(電話で5分ほど)
③署名捺印
▼時効援用成功!簡易裁判所から【取下書】が届きました
無事に時効援用が成立し、簡易裁判所から【取下書】が届き、みずなら法律事務所(アプラス)の件は解決しました。
▼借金問題は最終的な着地点が重要です
みずなら法律事務所(アプラス)の件は手遅れになると給料の差押えなどのリスクが有った為、最優先で手続きをしましたが、別件の借金もいつかは解決をさせないと義弟様はいつまでもいわゆる【ブラックリスト】のままで住宅ローンが組めない等の問題が残っています。
②請求書が来るアコムとアビリオ債権回収(原債権:モビット)も時効援用で解決をさせました
現在も請求書を送ってきているアコムとアビリオ債権回収(モビットから債権譲渡)の2件も時効援用の条件が揃っていることは間違いないとのことでしたので、こちらも時効援用のご依頼をいただいて解決をさせました。
▼時効援用後、信用情報の取り寄せをお薦めしました
「アコム、アプラス、モビット以外にも借金があった」とお話をうかがっておりました。
義弟様は将来住宅ローンが組めるようになりたいとのことでしたので、アコム、アビリオ債権回収(モビット)、みずなら法律事務所(アプラス)の時効援用をした後に信用情報の開示をお薦めいたしました。
信用情報機関は3つあるのですが銀行系の借金は無かったとのことでしたので、JICCとCICの2つで義弟様の信用情報は全て確認できるということになります。
そして時効援用後に信用情報(JICC・CIC)の開示結果を確認すれば、アコムの情報が時効で処理されていることと(アビリオ債権回収とエムズホールディングは貸金業者ではないので信用情報とは無関係です)、別件で信用情報機関に登録されている業者で延滞しているのであれば、いわゆるブラックリストが載っていますので、そちらも時効援用で解決をさせてきれいにするという段取りです。
▼時効援用後の信用情報(JICCとCIC)の開示結果
時効援用後、信用情報(JICCとCIC)を開示した結果、アコム、アプラス、モビットの情報は載っていなかったとのことでした。
アコムの延滞情報(いわゆるブラックリスト)は時効援用により抹消されたということになります(※下記注釈あり)。
アビリオ債権回収とエムズホールディングは信用情報とは無関係の業者ですので、払っても払わなくても、時効援用をしてもしなくてもアプラスとモビットの情報は債権譲渡から5年が経過すれば消えて無くなります。
③アイフルと新生フィナンシャル(レイク)の時効援用のご依頼をいただきました
義弟様の信用情報(JICCとCIC)に残っていたのは、アイフルと新生フィナンシャル(レイク)の延滞中の情報(いわゆるブラックリスト)と、携帯会社の綺麗な情報となっていました。
確認いたしましたところ、アイフルと新生フィナンシャルは時効援用をすると、アコムと同様に抹消されるものでしたので、これで全てであれば時効援用後は携帯会社の綺麗な情報のみとなりますので、完全に信用情報は綺麗な状態になるということになります。
※時効援用後、延滞をしたけれども完了したグレーな情報が5年残るケースと2種類ありますので混同しないようにご注意ください。
■昔の電話番号が分かりました
信用情報の開示結果を確認させていただいたところ、アイフルと新生フィナンシャル(レイク)でお申し込みの時にご利用されていた昔の電話番号が載っていました。
ですので、念のためアイフルと新生フィナンシャルの時効援用後、今回判明した当時の電話番号も載せて信用情報を開示することをお薦めしました。
開示結果はまだですが、携帯会社の綺麗な情報だけが出てきたら、ブラックリスト脱出ということになります。
もしそうであれば、今後は住宅ローンの審査で信用情報が足を引っ張ることが無くなります。
▼まとめ
借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、お客様一人ひとりに時効援用実績3,000件を超える行政書士が直接対応いたします。
相談は無料で、時効援用の可否、お客様の疑問にお答えするのはもちろん、お客様一人ひとりに合わせた最善の解決方法もご提案させていただきます。
さらに、時効援用後のアフターフォローも充実しております。
借金問題は最終的な着地点が重要です。
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