時効の援用で信用情報をきれいにして住宅ローンを組みたいお客様から時効援用のご依頼をいただきました
不動産業者の担当者から「時効の援用を使って来月末までに信用情報をきれいにしたい」とのお問い合わせがありました。
◎借金の時効援用日記 令和3年10月29日【泉南行政書士事務所】
▼時効の援用をしたら信用情報はいつ綺麗になるの?
不動産業者の担当者のお話では、11月末までに時効の援用を使って信用情報を綺麗にしたいとのことでした。
結論として、JICCは可能ですが、CICは12月以降になることをお伝えいたしました。
その理由は、JICCは1週間に1回情報の更新をしているのに対して、CICは1か月に1回情報の更新をしています。
債権者側にも事務処理がありますので、仮に今すぐ時効援用通知を債権者に送達したとしても、信用情報機関に債権者の時効援用後の事務処理の報告が入るのは11月になってしまう事が予想されるタイミングでした。
CICに対して11月に時効援用処理の報告が入ると、時効援用で処理された後の情報が反映されるのは、12月以降ということになります。
もう1~2週間早くご相談いただいていれば来月でCICが時効で処理された後の情報に(綺麗に)できた可能性もあったのですが、その点をご理解いただき、時効援用を使って信用情報を綺麗にして住宅ローンが組めるようになりたいお客様がいるので、早急に手続きを進めてほしいとのことでした。
▼借金を時効で消すには?
信用情報(JICCとCIC)の開示結果を拝見させていただいたところ、アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)、ニッセン・クレジットサービスの3社で事故情報(いわゆるブラックリスト)と、現在ご利用中のクレジットカードの綺麗な情報が載っていました。
アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)、ニッセン・クレジットサービスなど、消費者金融や信販会社の借入であれば、
①5年以上払っていない
②5年以上債権者と話し合いをしていない
③10年以上裁判を起こされていなかった
以上の条件が揃っていれば時効期間は満了となりますので、あとはそれぞれの債権者に対して時効援用をすることで借金は消滅しますので、今後請求をされることも、裁判を起こされたり給料の差し押さえなどのリスクも無くなります。
そして信用情報に現在載せられているいわゆるブラックリストも時効で処理され、抹消されるか、過去に延滞をしたけれども完了しているグレーな情報となり、5年後に抹消されます。
今回のお客様の場合は、3社とも時効援用後は情報が抹消されるケースでしたので、現在ご利用中のクレジットカードの綺麗な情報だけが残りますので、再来月以降は信用情報が完全にきれいな状態になりますので、住宅ローンの審査の際に信用情報が足を引っ張ることが無くなります。
▼まとめ
長年放置されてきた借金問題もいつかは解決をさせないといけないときが来ます。
解決の方法は、払うのか、時効援用をするのか、自己破産など法的整理をするのか?
信用情報を早く綺麗にしたいのであれば、時効援用から検討した方が有利なことはあっても不利なことはありません。
借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、相談は無料、追加費用は無しの安心価格、時効援用1案件26,400円(税込)で解決します。
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