0368212070(れいわクレジット管理)から電話がかかってきたら
本日も、れいわクレジット管理から「残高証明書」が来たという相談の他、れいわクレジット管理(0368212070)から電話があったとのご相談がありました。
今回のブログは、れいわクレジット管理から電話がかかってきたときの対処法と、証拠が無くても時効援用はできるのか?について説明したいと思います。
◎借金の時効援用日記 令和4年4月19日【泉南行政書士事務所】
▼0368212070から着信があった!
「本日、れいわクレジット管理という所から電話がありました。知らない番号だったので、無視したのですが調べてみると債権回収とのことでどうしたらいいのかとさらに調べていたら、こちらにたどり着きました。現在はシングルマザーで、正直10年も前の払えなかったクレジットカードの支払いを今していくのは厳しく、できれば時効援用の手続きをお願いできればと思っています。ただ、その頃の支払いの書類やカード情報など何も分からない状況です。そんな状況でもお願いすることはできるのでしょうか?」とのご相談メールをいただきました。
▼0368212070に折り返し電話をする前に!
0368212070は、れいわクレジット管理株式会社の電話番号です。
れいわクレジット管理は、10年前に三菱UFJニコスの会社分割により引き継いだ債権の管理と回収をしている会社です。
つまり、10年以上前の借金の請求をしている会社ということになります。
■クレジットカードの借金は5年で時効?
三菱UFJニコスなど、クレジットカードの借金であれば、
①5年以上払っていない
②5年以上債権者と話し合いをしていない
③直近10年間は裁判を起こされていなかった(判決が出る前であれば間に合います)
以上の条件がそろっていれば時効期間は満了していますので、あとは三菱UFJニコスから債権を引き継いだ現在の債権者である「れいわクレジット管理株式会社」に対して「時効援用」をすることでクレジットカードの借金は消滅しますので、今後電話や請求をされることも、裁判を起こされたり給料の差し押さえのリスクもなくなります。
■時効期間がゼロになる?債務承認とは?
「債務承認」とは、債権者(れいわクレジット管理)の権利(請求権など)を認めることを意味します。
債務承認は相手の権利を正面から認める行為だけではなく、一部入金、分割や減額の和解交渉、必ず払うので支払いを待ってほしいといったお願いも債務承認となるリスクがあります。
法理論上、債務承認は口頭(電話)でも有効ということになります。
そして、債務承認をすると時効期間が振り出し(ゼロ)に戻り再び進行します。
つまり、電話で支払いの意思表示や分割払いの交渉などをしてしまうと、その時点から5年間は時効援用が使えなくなるリスクが生じるので要注意です。
▼証拠が無くても時効援用はできるの?
長年借金を放置すると、その借金が完済できていても証明ができなくなるということも起こります。
他にも、双方の主張する金額に食い違いがあれば、どちらが本当なのか分からなくなってしまうことも起こります。
そこで、法律で時効期間を定め「5年以上放置しないでくださいね」と一線を引いています。
それでも5年以上支払えなくなってしまう事態も起こります。
ですので「裁判所で借金の有無や金額等をきっちりと確認してもらってくださいね」「裁判所で確認済みの借金については時効期間を10年に伸長します」と定めておき、裁判は何度でも起こせますので、債権者の意に反しては消滅時効が成立しないように定められています。
つまり、「時効」という制度は、放置をすると証拠が無くなってしまうから有るわけですので、自分で証明ができない場合であれば債権者(れいわクレジット管理)に証明責任を擦り付けてもよいということになります。
「証拠がないと時効援用が出来ない」となってしまうと、時効という制度が存在する意味そのものが無くなってしまうということです。
▼まとめ
0368212070(れいわクレジット管理)から電話がかかってきたときは、折り返しの電話をする前に、まずは時効援用で解決できないのかを検討するのが失敗をしないためのセオリーです。
長年放置されてきた借金問題もいつかは解決をさせないといけないときが来ます。
解決の方法は、払うのか、時効援用をするのか、自己破産など法的整理をするのか?
れいわクレジット管理に電話をする場合も、職場を教えてしまうと給料の差押えのリスクが生じるので気を付けてください。
借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、相談は無料、追加費用は無しの安心価格、時効援用1案件26,400円(税込)で解決します。
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