時効援用で信用情報が完全にきれいな状態になりました
昨年会社を設立したので、信用情報に問題があればきれいにしたいというお客様の信用情報が、時効援用により完全にきれいな状態になりました。
◎借金の時効援用日記 令和4年4月20日【泉南行政書士事務所】
▼そもそも時効援用とは?
借金には時効があります。
時効期間の過ぎた借金を時効を使って消す意思表示のことを「時効援用」といいます。
そして、時効援用をするまでは借金の時効消滅は認められませんが、時効援用をすることで借金の時効消滅が確定します。
借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、相談は無料、追加費用は無しの安心価格、時効援用1案件26,400円(税込)で解決します。
このお客様の場合は、昨年、昔の消費者金融(スカイ)の借金でギルドから裁判を起こされたとのことで当事務所にご相談をいただいたのが始まりでした。
消費者金融の借金であれば、
①5年以上払っていない
②5年以上債権者と話し合いをしていない
③直近10年間は裁判を起こされていなかった(判決の出る前であれば間に合います)
以上の条件がそろっていれば、あとは現在の債権者(ギルド)に対して「時効援用」をすることで昔消費者金融で作った借金は消滅しますので、今後請求をされることも、強制執行のリスクも無くなります。
時効の条件は揃っていましたので、口頭弁論期日前に裁判外で時効援用をした結果、ギルドの起こした裁判は請求の理由が無くなったので裁判上で争うこともなく取下げとなり解決いたしました。
▼信用情報開示の注意点
昔、ローンの審査に通らなくて、ローンの保証会社から「10万円焦げ付いている」と言われ、そのときに自分で信用情報を開示したけれども、何も載っていなかったとのことでした。
信用情報は貸金業法、割賦販売法により貸金業者等に対して、顧客の返済状況の登録と、貸付けの審査をするときに信用情報を利用することを義務付けています。
つまり、貸金業者でお金を借りて長期延滞をすると、信用情報に長期延滞の情報が登録されますので、新規でローンを組もうと審査をしたときにその長期延滞中の登録情報が見られます。
すると、ローンの審査に通らなくなったりすることから、俗に信用情報に延滞中の情報が載っていることを「ブラックリスト」などとも呼ばれています。
ちなみに、消費者金融を営んでいた(株)スカイの時代は信用情報に延滞中の情報が載っていたはずなのですが、(株)スカイの借金を引き継いでいる(株)ギルドは現在お金の貸付はしておらず、過去に貸したお金の回収をしている会社ですので、法律でいう「貸金業者」には当たらないため、ギルドの延滞情報は信用情報には載っていません(消費者金融スカイの情報はすでに消えて無くなっています)。
ただ、状況的、金額的に考えると、過去にローンの審査に落ちたときに保証会社から指摘された「10万円の焦げ付き」はギルド(消費者金融スカイ)のものではないことは明確でした。
つまり、お客様の信用情報には、自分で開示したときには載っていなかった別の借金がいまだに解決されずに放置されているということが想定されます。
お客様も会社を設立したこともあり、過去の借金を全てきれいにしたいとのことでした。
ですので、全ての信用情報機関(JICC、CIC、全銀協)をなるべく正確に取り寄せることにいたしました。
信用情報はお金に関する重要な個人情報ですので、信用情報を開示したときに同姓同名の人などの情報まで開示してはいけませんので、本人特定情報(氏名、生年月日、住所、電話番号、免許証番号)の3点以上の一致が要求されます。
ただ、ローン審査の際の照会では、本人特定情報の合数度に応じ、類似情報、参考情報を提供し、ローンの審査をする会社や担当者がその同一性を独自で判断します。
ですので、過去の全ての住所と、調べて分かる範囲の電話番号を全て載せて信用情報機関3社の開示をしました。
▼アイフルで22年延滞中の情報が出てきました
信用情報を開示したところ、クレジット情報はギルド(消費者金融スカイ)と同時期から延滞をしている、アイフルで残高がほぼ10万円の情報と、現在利用中のきれいな情報が載っていました。
その他にも、お客様が調べても分からなかった昔の電話番号も2つ載っていました。
アイフルも時効の条件は揃っていましたので時効援用のご依頼をいただき、アイフルの時効援用が終わった後に今回判明した昔の電話番号も載せて再び信用情報を開示することにいたしました。
そうすることにより、時効援用でアイフルの情報が消えて無くなっていることと、昔の電話番号に紐づいて他の情報が出てこないか確認することができます。
▼時効援用後の信用情報の開示結果が届きました
アイフルに対して時効援用をした後、前回の開示で判明した昔の電話番号2つも追加して信用情報を開示し、開示結果が届いたとのことでFAXで拝見させていただきました。
すると、時効援用前には載っていたアイフルの情報が時効援用により消えて無くなり、あとは現在利用中のきれいな情報のみになっていました。
これで今後のローン審査では信用情報が足を引っ張ることのない、完全にきれいな状態になっていることが確認できました。
※時効援用をした場合でも一括返済の人と同じように、過去に滞納があったけれども解消しているグレーな情報を5年間残しても違法性の無いケースもありますのでご注意ください。
▼まとめ
長年放置されてきた借金問題もいつかは解決をさせないといけないときが来ます。
解決の方法は、払うのか、時効援用をするのか、自己破産など法的整理をするのか?
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