アビリオ債権回収から時効完成の通知が届き、借金が消滅しました|ローンが組めるようになる時期は?
先月、アビリオ債権回収への時効援用のご依頼をいただきましたお客様宛に、アビリオ債権回収から時効が成立して借金が消えて無くなった通知が届いていたとのご報告と、今後ローンを組めるようになる時期についてご相談をいただきました。
◎借金の時効援用日記 令和5年1月17日【泉南行政書士事務所】
▼ローンが組めるようになる時期は?(多重債務者の事例)
13~14年前に弁護士さんに債務整理を依頼したのですが、書類等の不備があり指摘されたけれどそれを無視した結果、弁護士さんに辞任されてしまい、それ以降返済はしていないとのことでした。
三洋信販の件はアビリオ債権回収から「お電話のお願い」というハガキが届いていたので、まずはその1件から解決をさせました。
三洋信販など、消費者金融や信販会社の借金であれば、
①5年以上払っていない
②5年以上債権者と話し合いをしていない
③直近の10年間で裁判を起こされていなかった(判決の出る前であれば間に合います)
以上の条件がそろっていれば、あとは三洋信販から債権譲渡を受けたアビリオ債権回収に対して「時効援用」をすることで昔三洋信販で作った借金は消滅しますので、今後請求をされることも、裁判を起こされたり給料の差し押さえなどのリスクも無くなります。
この三洋信販の借金は時効で消えて無くなったのですが、今後ローンが組める時期について教えてほしいとのことでした。
まず、貸金業法で、貸金業者は信用情報機関に顧客の利用状況を登録することや、新規の貸付の際は信用情報を使って審査をすることなどが義務付けられています。
そこで、三洋信販からアビリオ債権回収に債権譲渡された(借金が売買されて債権者が交代した)件ですが、三洋信販(現:SMBCコンシューマーファイナンス)は貸金業法でいう「貸金業者」に該当しますが、アビリオ債権回収は債権の回収をする会社ですので、貸金業法でいう「貸金業者」に該当しません。
つまり、アビリオ債権回収は信用情報とは無関係の会社ということになります。
ですので、もともとは信用情報に三洋信販(現:SMBCコンシューマーファイナンス)で延滞中のいわゆるブラックリストが載せられていたのですが、債権譲渡の時点(今回のケースでは2010年)で信用情報に債権者が交代して終了した情報が載せられ、信用情報の情報の保有期限が終了から5年ですので、債権譲渡から5年後(今回のケースでは2015年)に信用情報から消えているということになります。
ただ、このお客様の場合、13年~14年払っていない借金が他もあるので、中には裁判を起こされて銀行口座を差し押さえられてまだ10年経っていないものもありました。
ただ、その裁判を起こされて銀行口座を差し押さえた債権者がアペンタクル(旧:消費者金融ワイド)というところで、アペンタクルも貸金業法でいう貸金業者ではなくなってます(現在は回収だけをしている会社)ので、借金はあるけれども、こちらも信用情報から消えて無くなっているということになります。
他にも13年~14年払っていない借金が有るのですが、現在は請求が来ていないので、債権者の交代があったのかどうかなど、もう分からなくなっているとのことでした。
ですので、一度信用情報を取り寄せ、内容を確認させていただければ、信用情報に延滞中の情報があるのか?あるのであればいつになれば消えるのか?など、正確に説明することが可能です。
借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、信用情報の説明等、時効援用後のアフターフォローも充実しておりますので、是非ご利用くださいませ。
▼まとめ
長年放置されてきた借金問題もいつかは解決をさせないといけないときが来ます。
解決の方法は、払うのか、時効援用をするのか、自己破産など法的整理をするのか?
借金の時効援用専門の泉南行政書士事務所では、相談は無料、追加費用は無しの安心価格、時効援用1案件26,400円(税込)で解決します。
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