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こうやってお客様は時効で信用情報をきれいにしました

2024/12/19

住宅ローンの審査で「CICにオリコの平成19年2月からの延滞情報2件(車のローン、教習所)が残っている」と説明を受けたとのご相談があり、今年の6月に時効援用のご依頼をいただいてオリコの2債権を時効消滅させたお客様でした。

 

◎借金の時効援用日記 令和5年9月26日【泉南行政書士事務所】

 

昔の電話番号が分からないのでCICの情報が出てこない?

CICを開示したけれども、昔の電話番号が分からないので、今の電話番号に紐付く情報しか開示されず、昔の電話番号に紐付く情報が出てこなかったとのことでした。

 

信用情報は、お金に関する重要な個人情報ですので、同姓同名の人の情報まで開示してしまわないように、本人特定のために一定の基準があります。

 

CICの場合

①名前

②生年月日

③電話番号

④免許証番号

①~④のうち、3点の一致で本人特定情報として開示されます。

 

ですので、昔の電話番号が分からなかった場合、教習所のローンの情報は確認できないということになります。

ですが、車のローンの情報も開示されていませんでした。

理屈でいきますと①名前と②生年月日は必ず一致しているので、オリコが④免許証番号の登録をしていなかったことが推定されます。

 

JICCの場合

JICCの本人特定は

①名前

②生年月日

③郵便番号

④電話番号

⑤免許証番号

①~⑤のうちの3点の一致で本人特定されますので、オリコと契約した後の郵便番号を全て載せて開示すれば、①名前②生年月日③郵便番号の一致で情報開示されます。

 

なぜ、契約したときの郵便番号ではなく、契約した後の郵便番号を全て載せるのか?

それは、債権者は住民票を調べることができますので、それで書き換えられていることがあるからです。

どこまで書き換えられているかは債権者次第ですので、理論上は住民票を置いていた郵便番号を全て載せて開示すれば①名前と②生年月日が必ず一致している人の場合はJICCに登録されている全ての情報が開示されることになります。

過去の住民票を置いていた住所を調べるには戸籍の附表と改正原戸籍の附表があれば全て調べることができます。

時効援用後、オリコの延滞情報が消えて無くなったことが確認できました

6月に時効援用のご依頼をいただき、オリコの借金を時効消滅させました。

その後8月にJICCを開示したところ、もともと載っていたオリコの情報は消えて無くなっていました。

JICCの開示情報に昔の電話番号が載っているケースもあるのですが、このお客様の場合は載っていませんでした。

ですので、お客様は今回のJICCの開示でオリコの借金が時効消滅で処理されていることが確認できたということがあり、オリコ電話をしたとのことでした。

すると「時効援用が成立している」ということと、契約当時の登録電話番号も聞けたとのことでした。

その電話番号も載せてCICを開示したところ、オリコの情報が載っていなかったため、理屈でいくと、住宅ローンの審査の時点では載っていたオリコの延滞情報2件(車のローン、教習所)は、時効援用の結果、消えて無くなったということになります。

 

これでJICCとCICのクレジット情報はきれいな状態となったのですが、5月の住宅ローン審査に落ちた申し込み情報が6ヶ月残されます。

いわゆる【申し込みブラック】と言われるものですが、信用情報はきれいになったのですが「前の審査で落とされているということは、前の審査のときは落とされる何かがあったんだろうな」ということで落とされるケースもゼロではありません。

でも、申し込み情報の保有期限が過ぎれば、今後信用情報がローン審査の足を引っ張ることは無くなります。

 

▼まとめ

5年以上放置された借金は時効援用をすることで時効消滅します。

「このままでは住宅ローンが組めない」とお悩みの方...

クレジットカードすら作れなっかった人が住宅ローンに通った事例などもあります。

 

長年放置された借金も、いつかは解決をさせないといけないときが来ます。

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