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時効援用をするなら債務承認に注意!時効期間成立後でも支払い義務発生
2020/10/28
時効援用の存在を知らない方は、時効期間が成立しているのに債務承認によって、支払い義務が発生してしまう事があります。
今回は、債務承認についてお伝えします。時効援用が出来るのに知らない間に、債務承認によって時効期間成立後に支払い義務が発生する事があるので注意深く読み進めて下さい。
▼債務承認とは
債務承認とは、一部だけ返済する等、債権者の権利(請求権など)を認める行為をいいます。債務承認をすると時効期間がゼロに戻ってカウントをし直しになります。
▼債務承認が成立する事例
債務承認が成立する具体的な事例をご紹介します。
■債務者の支払いにより時効援用行使が不可能に
一部を支払う事で時効援用が使えなくなるなんて思いもしないですよね。
債務者が支払いの意思を見せる事で、債権者は消滅時効を主張しないと考えるのが普通だから、それを裏切るのは許されないという理由で時効期間はゼロから計算しなおしになります。
■返済の猶予、分割払いの和解を求めるのもNG
同様の理由で、返済の猶予、分割払いの和解を求めても時効期間はゼロに戻ります。
▼まとめ
今回は、債務承認についてお伝えしました。消滅時効後にも、債務承認によって支払い義務が発生する事があるので気をつけましょう。
このように時効援用が台無しになってしまう事例があります。泉南行政書士事務所では、時効援用の事について知り尽くした行政書士が対応します。
是非、一度お気軽にご相談下さい。